製品ラインアップ

JACKET type J series

TANK VALVE with JACKET

ジャケット付きタンクバルブ

バルブ全体を覆うジャケット、
熱効率性能を最大限に引き出す設計

ジャケットの基本構造は、本体全面をジャケットで包み、タンク側フランジと出口側フランジの裏側に溶接したものです。​
鋳物で構成されたジャケットの内部は、一様の空間を持っているため、熱の作用を均一にし、熱効率を向上させます。そのため、ジャケット付きタンクバルブは、高温への加熱、低温への冷却、そして反応時の温度の保温といった、熱の操作に対するあらゆる要求を満たすことのできる優れた製品です。​
​ジャケットの端部はフランジの裏側に溶接されており、流路だけでなくグランドパッキン上部にも熱の効果が及ぶように設計されていますが、呼び径（ポート径）よりもフランジが1～2サイズアップするオーバーフランジとなっておりますのでご注意ください。​
ジャケットが収まる特殊寸法の本体鋳物と組み合わせることで「作業の効率化＝コストの削減」を実現しました。多くの溶接で繋ぎ合わせた構造と比べて溶接箇所が少なく、手間を省くことができるため、ステンレス鋳物を採用しているにも関わらず、安価で安全です。（当社比）

高粘度流体、スラリー溶液に最適

バルブ本体を覆うジャケットを介して流体を排出するのに適した温度にすることで、常温では流動性が著しく劣る流体をはるかに速やかに排出させることができます。
排出時の流体制御を容易にし、排出後の温度を保ったまま流体を下流の工程に送ることが可能です。